知的障害の彼

知的障害の彼と出会うようになったのは数ヶ月前から。彼は亡くなったお父さんが喫茶店を経営されていた事もあり、コーヒを入れるのが上手。おまけに英語がうまい

初めて会った時は、なんとなく引いてしまった。無口で表情が無く、いつも機嫌が悪そうな顔をしていた。その後、何度出会ってもそんな表情。どう接したらいい分からない私がいました。そんな時、ある人から接し方を教えていただいた。

次の日から彼を褒める事にした。「○○さん!いつも美味しいコーヒありがとう」って目を見て言ってみた。すると、彼は笑顔いっぱいで「うたちゃんありがとう」って名前を言ってくれたんです。名前を覚えていてくれたんだあ嬉しくなってにっこりしてる自分がいました。

最近、笑顔で簡単な会話が弾みようになり、おいしいコーヒを飲みに時々友人と出かける。年齢差20歳、彼と私たちとは何も違わない気がします。

 ==山元加津子さんの言葉を思い出しました==

すべてのことやものは必要があって存在している。みんなが違っていていい。障害や病気にも意味がある。そして一人一人が大切で、かけがえのない”いのち”