目の前の奇跡

11年越しのがん。今年8月に「もって3ヶ月」と西洋医学のレベルで彼女に告げられた。

9年前に、彼女とであった。
2期に入った乳がん。手術、放射線抗がん剤とマニアルにのっとった治療をしっかり受けていた。
そして、再発。再度の手術。また抗がん剤を受けている最中だった。
そして、手術の後遺症で右腕が動かないと言う結果になった。

抗がん剤に疑問を持ち始めていた彼女に、一冊の冊子を手渡した。
その時から彼女は徐々に変わって行き、抗がん剤治療を止めた。
医者との葛藤はあったものの検査はしっかりお願いし取り付けた。

そして、食事、生活習慣を大幅に見直して行き始めた彼女。必死だった。
温熱びわ温灸、玉川温泉にも湯治に。
健康食品、講演会、治った人の本を読みあさっていました。

でも、なかなか思うようにはいかないことにあせりを感じているときも見られるようになった。
そして、昨年あたりから物だけを追い求めていてもだめ!と行くことが分かり始め
心の持ち方を勉強し始めた。神頼みもしたり心の癒しも身についてきた。
見る見る彼女に自信が芽生えて顔色もよくなり、元気になってきた。

と思ったのもつかの間、この8月数値が大幅に上がり、それを見せられてがっくり落ち込んだ。
ホスピスの予約をしてはどうかと、予約した彼女。
腕の痛みも出てきた。元気もなくなって、激痩せしてきた。

なんで、こんなにがんばってやってきたのになんで...と夜空に向かって思い切り泣いて文句を叫んだという。
思い切り泣いた彼女。。。
いつものバイタリティで復活開始。「ホスピスは行かない」と決心。
ここからが奇跡の始まり。心を決めた彼女。

いつも行っていた酵素ぬか風呂も身体が辛いので中止をした。しかし身体全体は暖めることを止めたくないので
数回行っていた近くの酵素岩盤浴の店にご主人と出かけた。
痩せてふらふらの身体を支えられながら、店に入った。ソファにもたれ掛かった。
毛はパサパサ、身体はやせこけて目は落ち込み、顔色は灰色に近かったと酵素岩盤浴のオーナーは言っていた。
そこで、偶然に出会った氣龍式の命名者が、愛媛県からきておられた。
見るなり、ここに横になってみてくださいとショーツ以外全部脱がされて治療をしていただけた事がきっかけ。

金の棒で身体全体を擦る、帯電しているものを中和して身体の免疫を上げていく方法らしい。
彼女は、これにかけた。これでやることは最後かもしれないと迷うことなくかけた。
週に2回必死で通った。家族がサポートして彼女を通わせた。
一ヶ月で回復させるとかけた治療。
日に日によくなって、食事もおいしく食べられ、体力が少しづつ戻り、顔色がよくなり肥えてきた。
そして、一ヵ月後、ホスピスに診察に出かけた。
ホスピスに入る必要なしと診断。ばんさーいとメールをしてきた。
どんどん目に見えて回復。声も明るい。

そして昨日血液検査、すべての数値が大幅改善。
医者が、不思議といっていたと。あなたの場合は奇跡です。と
しかし、何をしたかは聞かなかったそうな。
教えてあげるのにね、と笑って話す。

がんは無くならなくってもいい。がんになってよかった。感謝の意味もありがとうの意味も本当に分かったという。
よくがんばったね!素晴らしい!大変だったね!そんな位置に彼女は居ない。
まるで観音様のようなオーラが感じられる。